2013年割とよく聴いた楽曲(と映像)
前回のエントリの続き。今回は楽曲メインでサクサク行きます。
■楽曲
Jacques Greene / On Your Side feat. How to Dress Well
LuckyMeからの歌モノハウス。
安室奈美恵 / Big Boys Cry
タイトルからしてブリトニースピアーズのBoys、ビヨンセのGirls、SNSDのThe Boysを意識したであろうモーダル曲。聴いてびっくりオケアレンジのワンリフ一発の曲。
JKT48 / Fortune Cookie Yang Mencinta(恋するフォーチュンクッキー)
原曲もAKBグループ曲で一番好きだった(武藤星児アレンジに弱いのです)けれどもこのインドネシアverは70年代感がグッと増して良い。個人的にはリンリン・ランラン「恋のインディアン人形」とオーバーラップする。
EXO / Wolf
SMエンターテイメント発、韓国人と中国人の混成ユニットのこの曲はヤバい。歌唱力、ダンスも素晴らしく、ダブステップ歌謡で一番良く出来てるかも。アルバム全体としても完成度が高く、K-POPにありがちな「表題曲はダブステップとかエレクトロだけど途中で数曲90sのヌルいUS top40みたいなバラードが入る」ということも無かった。
Slap In The Bass feat. Sena / Bye Bitches
リスボンを拠点に、kuduroやzoukなどのベースミュージックを展開するレーベルEnchufadaからのリリース。低音と女性ボーカルの対比が良い。
Old Money / Rumble in Tenochtitlan
ニューヨークのアンダーグラウンドユニットOld Moneyによる2013年個人的ベストヒップホップ楽曲。高速BPMに独特のフロウが癖になる。アルバムは公式bandcampからname your priceで入手可能。
Dada Life / Boing Clash Boom (Major Lazer Remix)
「ハピコアとジュークを繋げる曲ないかなー」と探してたところ見つけた一曲。Major Lazer良い仕事してます。日本では何故か未配信。
DJ Rashad / I Don't Give A Fuck
ジュークの2013年のベスト。ラシャドのアルバムは全体的に良曲ぞろいだった。他にもChrissy MurderbotやEQ Whyのアルバムなどもキラーチューン続出だったので同じくオススメ。
Para One / Every Little Thing Remix (Canblaster Remix)
tofubeatsのリミックスも凄く良かったけど、僅差でこちらをチョイス。原曲のテンポをグッと落としたメロウな仕上がり。
※ブート盤で他にも佳局はたくさんありましたが、色々アレなので割愛します。本人にでも直接聞いてみて下さい。
■PV
細金卓矢氏とスケブリ氏による傑作。だいたい言いたいことはこのインタビューで述べられてるので見た後は一読あれ。(PV自体はあまりに良すぎたのでカラオケにしたほど。)
■ライブ映像
2012年の映像だけれども去年発見して大分みたのでチョイス。LINE 6のルーパーを使っていると思われる。勝井祐二と七尾旅人とBeardymanを足して3で割ったような感じ。自分もRC-50を使っていて、多くのルーパー奏者の動画を見てきたけれども、演奏は言うまでもなく、見せ方がとにかく上手い。特に音の減らし方、緩急の付け方。(taicoclubと単独ライブの2回生で鑑賞したけれども、その時はミスが多かったのは内緒である。ただ、リカバリーも驚異的に上手かったのだが笑)
そういえば、ライブ映像に関してはBoiler Roomも大分作業用BGVにお世話になった1年だった。
気が向いたらその他コンテンツに関してもやるかもしれません。お楽しみに。
2013年割とよく聴いたアルバム
あけましておめでとうございます。
ここ2年ベスト選出をサボっていたので、これはイカンイカンということで、2013年分をupします。(というかほとんど書いてたのですが、なんやかんや年末年始の喧噪にかまけて原稿落ちという状態になってました笑)
3年前の状況に更に拍車がかかって、アルバム単位で楽曲を聴くには下記の条件を満たしてないと、そもそもアルバムとして購入することはあっても聴くことはない傾向にありまして。
1. 音韻的に統一感がある
2. 音響的に統一感がある
3. 楽曲の属性情報に統一感がある(録音時期、楽曲に関連するスタッフ等々)
4. 楽曲が粒ぞろいである
要するにバンドリングに値する統一感があるか、または統一感が無くても優れたものの集まりであるかという点を、半ば無意識的に選んでいると思われます。
なので、以下のアルバム群はあくまで極私的なチョイスになってます。いやーダフトパンクの新譜やカニエの新譜、M.I.Aやメジャーレイザー、ロバートグラスパーの新譜等々もチェックしてるんですがどうも邦楽に偏ってしまいました。まあ、そこはご愛嬌ということで、ご高覧くださいませ。(※ちなみに洋楽だらけの楽曲編は後ほどupします。)
Metome / OPUS Cloud
アルバム単位であれば2013年一番聴いたと思う。AOKI takamasaの登場以降色々な人間が試みてきた、楽器音と声と電子音、グリッチとグルーヴのバランスを図ったもので一番の出来なんじゃないか。モーダルで展開されるサウンドがアルバム全体の統一感を生んでいてツボ。
聞くところによるとまだ20代半ばだとのこと。一度ライブを見た時も非Mac、それもHPのラップトップで演奏していて妙な好感を覚えた。
- アーティスト: Metome
- 出版社/メーカー: Mergrim/Moph Record
- 発売日: 2013/03/21
- メディア: CD
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アストル・ピアソラ / AA印の悲しみ
「ピアソラの代表作と言えばキップ・ハンラハンプロデュースで、アメリカン・クラーヴェからリリースされた『タンゴ・ゼロ・アワー』、『ラ・カモーラ』の2枚だよねー。リベルタンゴとかもカッコいいけど、やっぱピアソラは晩年の新五重奏団だよねー」と言っていた自分がこれを聴いてなくて赤面レベルの傑作。とはいえ長らく廃盤で、今回リマスタリングにて再発されたとのこと。
とにかく1曲目「AA印の悲しみ」が音楽史に残る超名演。22分間の情報量が凄まじく、アンサンブルの構成美と片や空中分解しそうになるギリギリの即興の緊張感が圧巻。
試聴はこちらから。
- アーティスト: アストル・ピアソラ/キンテート・タンゴ・ヌエヴォ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: CD
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爛熟期を迎えたのではないかと錯覚するほどに2013年の中田ヤスタカはツボった。というのも従来以上に所々でのダンスミュージックファンに秋波を送るニクい小技が際立っていたため。「Unite Unite」におけるEdit感、「だいじょばない」におけるボイスチョップ、「インベーダーインベーダー」におけるワブルベース(もっともこれはK-POPの影響か)…etc。
加えて持ち前のキャッチーなメロディー。CMソングとして、大橋巨泉の「はっぱふみふみ」、佐藤雅彦「ドンタコスったらドンタコス」などの系譜にあると言っても過言ではない反復+オノマトペのフレーズ。(余談だが、佐藤雅彦氏は『佐藤雅彦 全仕事』の中で、「CMは、音が大事」と語っており、また小沢健二ら渋谷系との接近でも知られる。渋谷系とネオ渋谷系(死語)のミッシングリンクは佐藤雅彦だったのかもしれない。)
各シングル曲のクオリティの高さは言うまでもなく、「さいごのアイスクリーム」の90年代avexサウンド感(オケヒットがたまらない)や、「み」における無国籍アジア感(一部ではゴルジェからの影響の指摘があったが、むしろ応援団+ヨナ抜きバブルガムポップだと思う)なども素晴らしい。
敢えて「Unite Unite」を紹介。こちらは「にんじゃりばんばん」のカップリング曲。
- アーティスト: きゃりーぱみゅぱみゅ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: CD
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あさき / 天庭
ほとんどV系もプログレも通ってないので、文脈に沿った評価が出来ないのが残念なところ。前作でも見られたシンコペーション多用+変拍子が今作でも絶好調。なのにサビのキャッチーさがあるのが氏の魅力か。歌詞に至っては前回以上に機能していない、というか歌詞カードを見ていても歌っている箇所、歌っていない箇所の判別が非常に難しい。「天庭」をカラオケで歌いたいのだけれど、これは収録が絶望的かな…。
貼っといてアレなんだけども、30秒足らず+この音質でプロモーションになるのか甚だ疑問。
- アーティスト: あさき
- 出版社/メーカー: SMD itaku (music)
- 発売日: 2013/01/30
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JAZZ DOMMUNISTERS / BIRTH OF DOMMUNIST
この作品は音楽的にどうこうと言うよりも何より菊地成孔と大谷能生が共同して作った初のアルバムというところに意義がある。菊地成孔の従来の音楽作品に通底するポリリズムや、フロイディアン的な自分語りはもとより、(特に音楽家として)あまりオーバーグラウンドに出て来なかった大谷能生の今までの活動がふんだんに盛り込まれている。(「河岸忘日抄〜」のリーディングや、「みずうみのかもめ」の左右両チャネルからの輪唱ラップ等々。)ライブパフォーマンスがもっとアジテーション寄りになるとより良いのだが。とまれ従来の日本語のヒップホップの間隙を突く一枚。
購入はこちらから。
私には愛する歌があるから
久々のブログ更新です。ってか年報みたいになってますね。
書けないブログを書くんだぜ、ってことでもうちょっと更新頻度を上げていきたく。
と。
突然ですが、先日自作カラオケを敢行してまいりました。
↑「alva noto feat. anne-james chaton / uni acronym」をカラオケで歌うの図。たぶん世界初。
事の発端としてはどうしても「tofubeats feat,オノマトペ大臣の『水星』が歌いたい。てかこんな良い曲が何でカラオケに入ってないのか分からない」ということで自作カラオケに関して色々調べたところ、思っていたよりも簡単そうだったので作った次第です。
便利なソフトや、過去の先人達のノウハウがインターネットに散らばっていたのは分かったのですが、情報が散らばっている&若干情報が古いということで自分なりにまとめてみました。ご興味あればちょっと長いですが以下どうぞ。
【準備するもの】
1. ノートPC
今回はMacBook Air(13-inch, Mid 2011)を利用しました。今回利用した自作カラオケシステムJoyHack(後述)ではWin版はまだα版のようなので、Mac環境の方が良いかもしれません。
2. JoyHack
自作カラオケコミュニティの方によって作成された便利なソフトです。初心者にも分かりやすく、チュートリアルもついてます。ダウンロードはこちらから。
※Mac版はMac OS X 10.7.5のMBAの方では起動しましたが、何故かOS X 10.5.8のMacBookでは起動しませんでした。
3. 再生する音楽
カラオケ音源を用意します。インストバージョンが無い場合はAudacityというフリーウェアを利用することで曲によってはボーカルを抜けます。(※参考 簡単ボーカル抽出!フリーソフトでキレイにボーカル抽出できるか試してみた!5本のソフトをレビュー☆その2「Audacity」 | ハイレゾスタイル )今回何曲かやってみた感想としてはインディ系の音源は抜き易く、リバーブやサイドチェーンが掛かった曲は抜きにくい印象でした。
4. 再生する動画 or 再生する画像(任意)
JoyHackではQuickTimeで扱える映像が再生可能です。今回はiMovieを使ってパパーっとPV等の映像と3. のカラオケ音源を組み合わせてmp4形式の動画を作りました。動画を作るのが面倒な場合には、画像フォルダを用意してそこに画像をポンポン入れていけばスライドショーを利用することが可能ですし、準備が面倒ならばOSのスクリーンセーバーを映すこともできます。
5. JoyHack用データ
JoyHack用に再生ファイルを作成します。こちらのチュートリアルを一通りやれば作成出来るようになると思います。(予めテキスト化した歌詞を用意するのがオススメです)パートを分けたり、ルビを振ったり作り込むことも出来ます。曲の長さにもよりけりですが、単純な歌詞表示だけなら慣れれば1曲30分弱くらいで作成可能になると思います。
※テキストエディタ等でも作成可能ですが、改行などを間違えると正しく表示されない場合などもあるのでご注意ください。また、特殊文字などを使うと上手く保存出来ないこともあるのでこちらもご注意を。
6. 動画出力用のケーブル・機器
持ち込みを行うお店のテレビに対応したケーブルが必要です。今回はThunderbolt→HDMIのケーブルを利用しました。(長さは2メートル以上推奨)まだ試してはいませんが、同様に変換ケーブルを用いることでVGA入力も可能だと思われます。また、黄色の映像端子入力しか無い場合はVGA経由でダウンスキャンコンバーター(例えばこれ )を利用することで上手くいくと思われます。
7. 音声出力用のケーブル・機器
詳細、接続方法に関してはこちらを参照。コマンダーとアンプの間にミキサーを噛ませるやり方ですが、2 in 2 out以上のオーディオインターフェースがあればLadiocastというアプリでも代用出来ます。仮想オーディオインターフェースのsoundflowerを用いればオーディオインターフェース無しでもいけそうですが、こちらはまだ試してません。
8. お店
※自作カラオケをやるにあたって、事前にお店の許可を取るようにしましょう。機材を破損してしまった際には弁償させられたり、自作カラオケ自体がNGになる可能性もあるので。
大手チェーン店ではパセラさんがオススメです。他の大手でも持ち込み可能なところはあるのですが、下記の理由が大きいです。
・システムがどの店舗でも大体同じ
・赤白黄色のAVセレクター完備
・基本的に出力OK
(・あと普通に収録曲が多い)
今回はパセラさんを選びましたが、ニコカラの方々は過去こちらのお店でオフ会を行ってきたようなので、ご参考までに。
まだまだJoyHack使って1ヶ月なので、「こうした方が良い」とか「このソフトの方が良い」などアドバイスなどあればご教授頂ければと思います。
ちょうど一年前に あの道を通った夜(#m2riの話)
久しぶりの更新です。今回は5月1日のことを書きます。とはいえ1年前の5月1日ですが。
かつて自分がちゃんとクイズプレイヤーやってたときの先輩であり、数少ないクイズ以外の場でも会っていた松さん(a.k.a hello-m)より誕生日パーティDJのオファーを受けたときのセットリストを下記アップします。1年前に実施&くたくただった深夜のイベントゆえ、一部虚実入り交じる内容かもしれませんがご容赦を。
>リクエストしていただいたみなさん
たいへん長らくお待たせ致しました〜。
※尚、当日の概要はこちら:http://d.hatena.ne.jp/hello-m/20110422
※当日の模様はこちらから:http://togetter.com/li/131322
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#m2ri@8bit cafe setlist
1. 難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花 / 若本規夫
最初はアブストラクト=踊りにくい曲から、と決めていたので、序歌のこの歌。Traktorで切り刻みまくりますと。
2. シンクロニシティーン/リコンストラクション / 相対性理論×渡邊琢磨
コンボピアノaka渡邊琢磨の好リミックス。(なぜ『正しい相対性理論』に収録されなかったのだろうか)ティポグラフィカ的脱臼ポリリズムから4つ打ちへのスムーズな流れは方々でお世話になってる。
3. Shapes of Love (DJ Balloon remix) / Every Little Thing
松さん好きかなーってことで、この選曲。ELTのロッキンなハードハウス。実はサイバートランス。
4. ももいろパンチ (tofubeats remix) / ももいろクローバー
ここらへんでネタに走り始める。怪盗少女じゃないのに思ったより盛り上がってびっくりした記憶がある。
5. Joris Voorn×らき☆すた / Mashup
「Insident」と「もってけ〜」のマッシュアップ。古いかな、とは思ったもののBPM140くらいでこの層なら、と考えて選曲したら反響あって嬉しかった。
6. 4 Tribes (Original Mix) / Organ Donors
サイバートランスからの選曲2曲目。MJの「wanna be startin' somethin'」ネタハードハウス。マイコー1周忌近くなってきたし。という選曲。
7. Disco Ball / Hiroshi Okubo
リッジレーサーのサントラより。意図的にネタを避けてこの選曲。(とはいえニコ動とかでちょいちょい耳にするし、新沼謙治のボーカル入りバージョンは塊魂入ってるなどポピュラーではあるんだけど)
8. Madoka Magica / Submerse
でもう一回ネタはさみ。御存知Maltine RecordsよりUK出身Submerseのまどマギネタベースライン。
9. スキヤキ・ソング / ピチカート・ファイヴ
ここはエゴ選曲。新宿三丁目で横山剣の熱唱と菊地成孔のサックスソロが聴きたかっただけかもしれない。
10. 今日までそして明日から / 吉田拓郎
んで、一回チルにしてここから松さん選曲。まずは三十路乗りました!ということでこちらを。オトナ帝国。
11. Teardrop Remix 2.0 (Mixdown5) / Massive Attack
そして拓郎節にダブステップ風味のTeardropリミックスを。本番ではモニターレスだったので拍がずれていたものの、悪くなかった記憶が。
12. Voodoo People / Prodigy
松さん選曲ラストはProdigyで。Pendulumとか聴いてたと記憶したので、この選曲ならいけるかなーと思った次第。
13. Theme of 15 / SMAP
あとはノープランだったのでBPM150前後でこの曲を。
14. Robot Rock vs. We Will Rock You / DJ Hero OST
締めはこちらで。ロックの曲は良くも悪くも締めには便利。
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新年のご挨拶&近作の紹介
あけましておめでとうございます。
平成も24年になり、だんだん乖離感というか、フィクション感が出てきましたね。陛下の寿命が、、、とかそんな野暮な事ではなく、SF内の時代設定とか大規模公共事業の建設予定とかで提示される近未来という事です。(私が敬愛するユニットm-floの楽曲にも「Mirrorball Satellite 2012」という曲がありますが、あれは完全に10年先というSF的創造力の元での年号設定ですよね。)漠然とイメージは湧くけど、実際にその年になると乖離感を覚えるという。かのヒット曲の歌詞を引用するなら「あのころの未来に/ぼくらは立っているのかなぁ」©スガシカオ。と。
今年はもうちょっとアウトプットも増やしていければと思います。去年ちょくちょく行っていたDJ活動も増やしたいですね。
まあ、年初からこんな調子で恐縮なんですが笑、最近音源2つとジェネレーターと言えば良いんでしょうか、ランダムにパターンを発生させるものを作りました。
音源その1ですが、これはかつて在籍していたサークルのコンピに収録された楽曲のセルフリミックスとなっております。(というか、セルフリミックスとアレンジ違いってなんか違いがあるんでしょうか。疑問は尽きないわけですが)
元の楽曲がIDMやエレクトロニカ的なサウンドだったので、もっと祝祭性を強調したアッパーなハウスチューンになるように意識しました。原曲と同じく、MAX/MSPベースのスタンドアロンなアプリ、cyan/nでカットアップしたデデマウスのサンプルのボーカルを長回しで使ってます。この声ネタはedit音楽やakufenのようなクリックハウスに於ける「歌えない歌」の引き延ばし、ワンループをcyan/nでバラしたことによるモーダルフレーズ、かつ12音階を外したソロの展開なんかを意識してます。(ちなみにまだ仮ミックスの段階なので、これを読んでくださってるレーベルの方、オファーお待ちしております〜)
http://soundcloud.com/nana_n/comedancewithme-demo
(どうもいろいろ試行錯誤したんですが、embed出来なさそうなんで直リンクでご容赦を)
もう1曲はInto Infinityから派生した参加型企画のCloud#1に参加した楽曲です。(Into Infinityはクリエイティブ・コモンズと米国のネットラジオ局dublabによるプロジェクトで、詳しくはこちら)ただのリミックスコンテストと異なる点は、イベントと連動しているということです。イベントでは期日までにアップロードした音源が必ずDJにスピンされるユニークなものになっております。また、イベントではリミックス元の音源制作者のライブがあったり、リミキサー同士の交流が図られたりする点も興味深いですね。まさしくミュージッキング(©クリストファー・スモール!)ですな。
元ネタがアブストラクトな楽曲であったこともあり、作曲プロセスはkomm_tanz_mit_mirとほとんど同じです。左右の音の飛びをお楽しみ下さい。
http://soundcloud.com/nana_n/ah-nanan-remix
最後は流行りの、というか定着した感のある診断メーカーを利用した「test_pattern(unofficial)」です。アーティストの池田亮司さんのこのツイートにインスパイアされ、同様のツイートをジェネレート出来るようにしました。ハッシュタグなんぞも作ってみたりして、「#test_pattern」で検索して頂くとリアルタイムの結果がわかります。とはいえ、池田さんの音楽やインスタレーションはこのジェネレータでは伝えきれないくらい素晴らしいものなので、是非とも一度体験される事をオススメします。
ちなみに、開始1か月までに利用された方々のツイートまとめはこちらで。
偉大な先人たちには及びませんが、クリエイターの端くれとして今年も色々作って参りますので、どうぞひとつよろしくお願いいたします。
最近のイベントログ
まとめてみました。最近はTwitterの普及とかもあって、情報をまとめて流すのもちょっと珍しくなってきているんじゃないでしょうかね。(果たしてマーケッターの方、インターネットサーファーの皆様、文化系トライブ諸氏には垂涎モノなんだろうか)てか近過去と遠過去が混ざり過ぎて分からないので自分のためにも。
1001 HITSUJI@渋谷club asia Atak Dance Hallと画家目当てで。ADHは思いのほかフロア対応でハマりました。「キラキラしてないバッキバキのエレクトロ」とか言えば伝わるのでしょうか。別の場所で渋谷さんに直で色々お伺い出来たので、いつか論じたいな。
画家は先輩お二方が所属されてるバンド。渋さ〜ROVO〜DCPRGの影響は多分にあるんだろうけど、垢抜け感と勢いが違う。どちらかというとA Hundred of Birdsなんかを思い出したり。(4つ打ちが気持ちよかったから?)大人数バンドは生で聴かないと損ですよ。
1002 音楽美学講座 presents レーベルサミット2011@映画美学校 全部ごひいきにしてるレーベルばかりだったので参加。映画美学校がこれまた偶然にasiaの通りに移ってたので、びっくり。もうdoubtmusicの沼田さんの話とか、脳内BGMを鈴木亜美とキリンジの「それでもきっとしあわせ」にすると涙無しには聴けないですよ。そりゃ「ジャニス死ね」話も出てくるわけで。
1009 Raster-Noton EXPRESS@渋谷Womb 疲れてたのもあって、ほとんど立ち寝してた記憶が。ウーム。
1022 ヒップホップと音楽の未来@新宿ジュンク堂 ほとんど知ってるor聞いた事ある話だったけども楽しめました。やっぱ佐々木中氏はフリースタイル上手いな。
1103 文学フリマ@流通センター すべりこみで参加。身内周辺の人にご挨拶。偶々『いまどきの10代に聞いたリアルな「けいおん!」の話。』がゲット出来て満足。
1105 来往舎現代藝術展8@日吉来往舎 ご挨拶も兼ねて。入ったらデーンと奥ででっかい木のフレームを組み立ててる様子しか無くて、呆気にとられてしまったんですが、これ今調べたら「初日は現地制作を行うため14:00〜19:30」なんですね。2日以降どうなったか知りたかった。
1112 大原央聡木彫展@銀座galleria grafica bis これもご挨拶シリーズ。副業かくありなん。
1112 野田凪展@クリエイションギャラリー G8 銀座から歩いて野田凪展。いやこれぞ冗談でなくアドガールいっぱいいましたよ!
1118 WWW 1st Anniversary ”cyclo.@WWW”@渋谷WWW 着いたらcyclo.で色々見逃してて後悔。それにしてもなぜalva notoや池田亮司先生の時みたいにみな踊らないのか不思議でならない。音圧とフリッカー具合も通常営業。
ダブラセル先生も見たけど、やはりみな踊らず。あんなグルーヴしてるのになぜ。あと真鍋大度さんがダブラセル周辺をフラフラしてました。
1122 KAIKOO BLLR vol.2@渋谷club asia KAIKOOのスピンオフイベントにして本編よりヤバいんじゃないかということで参加。ってかKAIKOO本編はBorisとTriune GodsとOpen Reel Ensembleが被ってた時点で断念しましたが笑。
これまた着いたらいきなり七尾旅人vsKiller Bongとか。K-BONG先生相変わらずKaossilatorの使い方がズルくてニヤニヤしておりました。志人が気持ち良さそうに歌ってるのが前から何かに似てると思ってモヤモヤしておりましたが、自分の中の結論として木村多江さんに似ているのだと笑
1123 第16回 SFC Open Research Forum 2011@東京ミッドタウン1123 第53回三田祭@慶應義塾大学三田キャンパス
ご挨拶では留まらないアレコレが。諸々のコミュニティがヤバいままだったを確認し、安堵。ユーロ研の演奏が聴けなかったのが完全に後悔。
オレが再びブログを書き出したのは
21世紀はその初頭で回頭してしまったのか
それともシンコペーションして2010年から21世紀になったのか
なにはともあれ再開。